配列とスライス
配列はT
という単一の型のオブジェクトの集合です。それらのオブジェクトはメモリ上の連続した領域に保存されます。配列は[]
を用いて生成されます。長さはコンパイル時には決定されていて、[T; length]
という形で指定できます。
スライスは配列に似ていますが、コンパイル時に長さが決定されていません。スライスは2ワードからなるオブジェクトであり、最初のワードがデータへのポインタ、2番目のワードがスライスの長さです。ワード長はusize
と同一で、プロセッサのアーキテクチャによって決まります。例えばx86-64では64ビットです。スライスは配列の一部を借用するのに使用され、&[T]
という型シグネチャを持ちます。